畜産農家でのスクリーニング調査を開始2025.06.19 | 活動報告

モロゴロ州の畜産農家400戸を対象に、ブルセラ症および牛結核のスクリーニングを開始しました。牛結核のスクリーニングには、ツベルクリン反応試験およびはバルクミルクを用いたLAMP法を実施します。ブルセラ症のスクリーニングには、バルクミルクを採取し、ELISA法により検査を行います。ツベルクリン反応試験で陽性と判定された個体については、血液と糞便を採取し、INF-γ ELISA法による評価および糞便からの牛結核分離を試みます。
先日、酪農学園大学の臼井教授がソコイネ農業大学(SUA)を訪問し、試験プロトコルの確認および大学院生への指導を行いました。また、臼井教授はモロゴロ州におけるミルクバリューチェーンの汚染状況および薬剤耐性菌の汚染実態についての調査も実施しています。


